サラリーマン副業ってどう?おすすめの副業7選を紹介!
サラリーマン副業は自分の得意なことや働き方に合わせて選ぼう
副業と聞いて、本業の片手間のお小遣い稼ぎをイメージするのは間違いです。副業も大切な事業として、稼ぎ方や働き方に戦略が必要です。
自分が稼げるマーケットはどこか、これから儲かる市場はどこか考える経営的な視点が求められます。好きなものに関連する分野、慣れ親しんだフィールド、人によって勝負する場所は違います。
本業とバランスを取りながら、自分でスケジュールを組んで稼いだ経験は貴重な人生の財産です。ただの副業と考えず、自分の人生の一部として真剣にどのような副業を始めるか考えてみてください。
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この記事の目次
サラリーマンは副業してもいいの?
社会情勢の変化で収入に影響がでている人も少なくありません。「もっと自由に使えるお金が欲しい!」、「生活が苦しい……」と嘆く人にまず検討して欲しいのが副業です。
今まではサラリーマンの副業はあまり推奨されてこなかったかもしれません。しかし。サラリーマンの副業は法律で禁止されていません。憲法においても職業選択の自由が定められています。
法律上は副業は禁止されていませんが、企業が副業を禁止にすることもまた、法律に違反しているわけではないのです。そのため、副業を検討するのであれば、まず会社の就業規則で副業の扱いについて確認するようにしてください。
副業禁止の会社で副業するとどうなる?
就業規則で副業が禁止されている会社で副業をすると、就業規則に従った処分の対象です。処分が上司からの戒告やけん責処分であれば軽い処分かもしれません。
副業することで本業に影響していたり、情報漏洩していたりする、つまり企業に損失が出た場合は懲戒解雇される恐れもあります。副業禁止の会社で副業することはあまりにリスクが高いのでおすすめしません。
どうして副業がバレるの?
副業をしたところで誰にも見られないしバレないと高を括っている人もいるかもしれません。しかし、副業はひょんなことからバレてしまうものです。どういった理由でバレてしまうのか紹介します。
税務調査
行政手続きの効率化を目的にしてマイナンバー制度がスタートしています。マイナンバー制度がスタートすることによって個人の所得情報を調べやすくなりました。そのため今まで副業だからと確定申告をしてこなかった人も税務調査を受ける可能性が高まっています。
税務調査の結果によっては給与の差し押さえを受けることがあります。給与の差し押さえされることで、当然会社にも副業がバレてしまいます。
副業で年間20万円以上の所得がある場合には所得税を確定申告しなければいけません。納税は国民の義務です。必ず確定申告を行ってください。
インターネットなどで知り合いにバレてしまう
副業は誰も見ていないと思っていても、何らかの形で人目についてしまうことがあります。例えば副業先にいる人が知人とつながっていて、バレてしまうケースです。インターネットを使った仕事であれば、人目には付きにくくなるかもしれません。しかし、Youtubeで動画投稿をしている、セミナーや講師をしている場合には顔が出てしまうことがあります。
顔出しがないネットショップの場合も特定商取引法に基づく表示で氏名や住所を記載します。見た目では小さい記載であっても名前で検索することでバレてしまうのです。
住民税
副業をすることで所得税だけでなく住民税にも影響します。通常の会社員の住民税は本人に代わって会社が天引きして納付するシステムがほとんどです。しかし、副業をしていると収入源が二つとなり、本業だけの場合よりも高い住民税の請求がおこなわれます。
そのため、副業をすると次の年の住民税の額が上がってしまって会社に副業がばれてしまうのです。副業の所得にかかる住民税を会社にわからなくするときには確定申告の時に注意が必要です。
確定申告するときに住民税を自分で納付するかどうかチェックする欄があるので、自分で納入する普通徴収を選択してください。すると会社ではなく自分に納付請求書が送られてくるので、会社にばれずに支払うことができます。
サラリーマンが副業するメリットとは
働き方改革が出され、企業の中にも副業を認めるところが増加しています。副業することにはどのようなメリットがあるのか紹介します。
収入が増える
副業の何よりのメリットは収入が増えることです。。日本経済、世界経済の行く末に不安を感じる人もいるはずです。サラリーマンが昇進や転職で収入アップできることもありますが、働き方や業種によっては本業の収入アップが難しいケースもあります。
現在も物価の上昇、増税で苦しんでいる人がいるはずです。これから老後資金や子どもの教育資金がかかることを考えると、収入を上げるための選択肢として副業を視野に入れる必要があります。
スキルアップになる
副業のメリットとして、副業で得られるスキルや人脈が挙げられます。本業で使っているスキルを副業で活用すればスキルアップも可能です。
副業から未経験のことにチャレンジしてスキルを習得することもできます。副業をすることでスキルアップできれば本業の役に立つほか、副業から独立する可能性も見えてきます。
リスクマネジメントになる
大学を卒業してからずっと同じ会社で働いている人もいるかもしれません。しかし、終身雇用や年功序列の給与制度はいつまでも続くとは限りません。これからも同じ会社で勤め続けることができるかは不透明です。
副業で他の企業や業種を経験しておくことは、生きていくためのリスクマネジメントとして使えます。副業の種類によっては定年もありません。
将来的に年金の受給開始年齢が引き上げになる可能性もあります。そんな時でも本業を退職した後に続けられる副業があれば定期収入を維持することができます。先行きがわからないからこそ、副業をスタートすることがリスクマネジメントになるのです。
サラリーマン副業の知っておくべき注意点
サラリーマンとして働いているものの、今後副業やダブルワークを検討している人もいるかもしれません。実際にスタートする前に知っておくべきポイントや注意点を紹介します。
本業に支障がでないようにする
副業を決める際にまず考えておかなければいけないことが、本業への影響です。本業の仕事で心身が疲れているところに、さらに副業をするのは負担がかかります。
特に体力を使う配達や肉体労働の仕事は体力面で続かなくなって挫折してしまうことがあります。
また副業することで減るのが自由時間です。副業によって余暇や睡眠時間といった身体と心を休めるための時間が足りなくなるかもしれません。身体は疲れなくても頭が疲れて睡眠不足になれば本業に支障がでます。副業をスタートする時には心身への負担を考えてください。
税金が増えたり、確定申告が必要になる
サラリーマンをしていると会社で年末調整して税金を計算、納付してくれます。しかし、副業の場合はそれを自分でおこなわなければいけません。今までしたことがない確定申告が必要な場合もあるので、事前にどのような手続きや書類がいるのか確認してください。
創業手帳で配布中の「令和5年度分・副業確定申告ガイド(無料)」では、確定申告をしないといけないのか、簡単に手続き方法分かるように解説しています。ぜひご利用ください!
稼げる副業と稼げない副業がある
副業は必ず稼げるものばかりではありません。アルバイトのように一定時間働けば確実に収入が得られるものもありますが、思っていたよりも稼げないと感じる人もいるのです。
副業のなかには収益化するまでに時間がかかる副業もあるので、気長に続けなければならないかもしれません。
サラリーマン副業のおすすめ7選
技術の発達や働き方の変化によって、サラリーマンでもできる副業の種類は増えています。サラリーマン副業にはどのようなものがあるのか、おすすめ7選を紹介します。
投資
税金や確定申告の煩わしさが気になるのであれば選択として投資が挙げられます。投資は副業としておこなったとしても会社の就業規則に抵触することなく、資産運用と受け取られることが多いはずです。
投資はiDeCoやNISAのように税制上の優遇が受けられることも大きなメリット。さらに株式投資や投資信託であれば源泉徴収ありの特定口座にすることで確定申告をする必要がありません。
ただし投資は失敗すれば資産を失うこともあります。事前に始める投資の勉強をしてリスクを理解してからスタートしてください。
まずは少ない金額から勉強でスタートする方法もあります。投資はしている人が周囲にいる可能性が高いので、実際に話を聞くのもいいでしょう。
クラウドソーシング
企業がスキルと持つ人に特定業務を委託するクラウドソーシングも、インターネット上で募集されていることがあります。例えばシステム開発を企業がクラウドソーシングとして発注、応募して受注するシステムです。
クラウドソーシング専門のサイトもあるため、自分のスキルで始められる仕事がないかチェックしてみてください。プログラミングのように知識が必要なものから、イラストやライティング、経験不問の仕事も多数発注されています。
仕事量を自分でコントロールしやすく、スキルを活かすことができる副業として人気です。
転売
インターネットやフリマアプリが一般化したことで転売も行いやすくなりました。家電やアクセサリー、古本、ゲームのように商品を安く仕入れて販売すれば副業として利益を出すことができます。
自分が詳しい分野があれば目利きでより効率よく稼ぐことも可能です。ただし、事業として中古品の転売をする場合は古物商許可が必要になるので注意してください。
代行業
代行としてサービスを提供する仕事もあります。代表的なものとして、運転代行やウーバーイーツが挙げられます。
自分の身一つですぐに始められるものもあり、副業としてのハードルが低いことがメリット。休日や空いた時間だけのように時間を決めて副業を始めることができます。
不動産や資産の活用
すでに不動産や資産があるのであれば、それを活用して副業とすることができます。規模が大きなものではアパート経営やコインランドリー経営があります。さらに使っていないマイカーを有償で貸し出すシステムがカーシェアサービスです。
アパート経営やコインランドリー経営は勉強が必要なほか、メンテナンスや手続きの手間はかかります。しかし、忙しい人でも資産を活用することで労働時間を少なく稼ぐこともできます。
アフィリエイト
アフィリエイトは自分のブログやサイトで商品を宣伝して、広告主から収入を得るビジネススタイルです。人気があるブログは一日で多くの人が閲覧します。閲覧した人の中に紹介した商品を購入する人がいれば、売上げ価格の数パーセントを収入として受け取れる仕組みです。
広告のクリック数や実際に売れた件数といった形で報酬の計算方法は契約によって変わります。ブログやサイトをスタートしたばかりのときは、閲覧者も少なく収入ゼロが続くかもしれません。
しかし、軌道に乗れば、少ない作業量で大きく稼ぐことも十分に可能です。ネット環境があればすぐにスタートできるので、まずは半年続けてみるようにおすすめします。
スキルを売る
得意なこと、スキルがあればそれを使って副業することができます。人に何かを教えるために教室やお店を用意するのは手間がかかりますが、電話やオンラインでできるものであれば手軽にスタート可能です。
例えば楽器のプライベートレッスンや占い、恋愛相談をサービスとして提供して報酬を得ることができます。
本業で得たスキルや経験を人にレクチャーしたり、得意分野を活用したりすることができる副業です。スキルを販売したい個人と、サービスを受けたい、教えて欲しい個人をつなげるサイトもあるので利用を考えてみるのもいいでしょう。
まとめ
副業にはさまざまな種類があり、身体に負担がかかりにくい副業や独立を目指せる副業もあります。まずは会社の就業規則を確認して副業可能かどうか、またどのような副業が自分に向いているかを考えてみてください。
副業をスタートして収入を得続けるのは大変です。副業が見つかる気がしない、続けられない時には、副業する目的を考えてみてください。「副業を通じて転職の足がかりにしたい」「お金を貯めて夢をかなえたい」と自分で副業に取り組む目的を意識してモチベーションを保つようにしましょう。
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(編集:創業手帳編集部)
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